インスリン治療について
当院では
インスリン治療を行っていく上で
以下のことを心がけております。
低血糖を減らす
低血糖があると
さまざまな弊害を起こします。
- 1. 生活の質が低下する
- 低血糖症状が起こると、日常生活の中で行動が制限されたり、意欲がなくなったりします。
- 2. 血糖コントロールがうまくいかない
- 血糖が下がると体内において血糖値をあげるホルモンが分泌し、その反動で血糖が上昇することがあります。
- 3. 心血管疾患のリスクが上昇する
- 低血糖によって不整脈や、狭心症、心筋梗塞が誘発されることが報告されています。
- 4. 認知症が進行する
- 低血糖により認知機能が低下することが報告されています。
患者様のライフスタイルを考慮
インスリン治療を行うにあたって患者様のライフスタイルを考慮することが大切です。『朝食はいつも少なめ』、『夕食はいつも食べる量が多い』などとそれぞれの生活の状況をお聞きし、それに合わせたインスリンの調節を心がけています。昼はどうしても仕事でインスリンが打てない、外食が多くて人前では打ちたくないなどと言った場合もご相談ください。
患者様の経済面を考慮
インスリンに詰め替えタイプがあることをご存知でしょうか?当院では患者様の経済面を考慮しカートリッジタイプ(詰め替え型)のインスリンを導入しています。専用のペンに詰め替えて使用しますがインスリンの量や質、打ち方は変わりありません。カートリッジタイプに変更することによってインスリンの自己負担学をより安価に抑えることが可能になります。また、内服薬のジェネリック薬品に該当するバイオシミラー製剤も使用可能です。